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おじさんぶらり一人旅⑪ 単身赴任、最後の旅 野口 卓史(27回生)

 

2008年4月1日付で、函館から東京の本社に出向し、所沢の寮での一人暮らしが始まりました。この12月に65歳となり、嘱託も満了で函館に戻ります。16年近くの寮暮らしでした。

この間、リーマンショック、東日本大震災、コロナ等、数年に一度は世界を揺るがす出来事がありましたが、何とか無事に過ごすことができました。

 

そんな中でもちょこちょこあちこちに旅に行ってきたのですが、締めくくりは11月下旬、寮のある埼玉県のちょこっと近場の秩父方面に。確か数年前の秩父夜祭り以来です。秩父の老舗でランチと温泉、長瀞での川舟と、今までにはないあちこちには行かない旅でした。

 

翌日から寒くなるとの天気予報で、最初に長瀞に行くことに。新所沢を8時過ぎに出発し西武新宿線、秩父鉄道と乗継ぎ10時過ぎには長瀞へ。午前中のうちにライン下りに、と思っていましたが、何と渇水でライン下りは営業中止。代わりに流れのゆるやかなところで周遊コース、とりあえず舟には乗れたので川の景色と船頭さんの解説を楽しめました。川舟は四国の祖谷渓以来。真冬にはコタツ舟になるとのこと。なかなかおつですね。


次に秩父鉄道で御花畑駅へ。駅近くの『パリー食堂』でランチ。この店の建物は登録有形文化財で、テレビ東京の絶飯ロードの舞台にもなりました。一番人気のオムライスセットを注文。昔ながらのオムライスでフルーツも添えられ、クリームソーダも付いているという一品、懐かしい味でした。ホテルへは西武秩父発の送迎バスを15時に予約してあり、駅隣のフードコートで「ホット梅」を飲みながらバス待ち。

 

ホテルにチェックイン後はさっそく温泉に。丁度よい温度でなかなか良いお湯でした。お湯から上がってテレビ見てるうちに夕食の時間。料理は懐石、ちょっぴりランクアップして武州和牛の陶板焼き付きに。秩父ビールも追加。夕食後テレビ見てるうちに、いつものように眠ってしまい、夜中起きる羽目に。最近は夕食後、横になってテレビを見てるうちに寝落ちするというパターンばっかりですが、例に漏れずでした。朝食はビュッフェ。とろろ芋があったのが嬉しかった。食べ終わってまた温泉へ。10時にチェックアウト。



▲常泉禅寺
▲常泉禅寺

 

 

11時の送迎バスまでホテル近辺を散歩。特に良さげなスポットが見つからず、秩父三番札所の常泉禅寺へ。散歩後西武秩父駅へ送ってもらい、ランチは前日に続きパリー食堂へ。他にも食べたいものあったので連荘です。開店少し前に行ったにも拘わらず、既に待ち状態。それでも3番目だったので、そんなに待たなくて済みました。今度は五目ラーメンセット。さっぱりして好きな味でした。

 

その後、近くのカフェ「武甲庵」でコーヒータイム。西武秩父駅の特急は新しい車両のラビュー。西武線でも、池袋線にしか走らせてない、新しい特急で、窓が足元まである、シルバーの車両です。足元まである大きな窓なので景色を見るには良いですね。時期が合えば景色も楽しめそうです。今まで乗る機会が無かったので初の乗車となりました。鉄道ファンも注目の車両じゃないでしょうか。

 

函館に戻ったら、ひとり旅とはいかないでしょうけど、機会があったらまた何らかの投稿をお目にかけれるかもしれません。その時にはまた目を通して頂ければ幸いです。