高校は、函館西で八幡坂の突き当りに建っているので、この坂は通学路と言う事になる。
教科書、クラブ活動の道具に弁当とやたら荷物が多く登校の坂道はきつい。遅刻しそうな、ぎりぎりの登校なので、その頃の時間帯は、玄関は混み合う。生活係が時間通り厳密に扉を閉ざすと、入れなかった生徒は遅刻と判定され、学生証を取り上げられ、担任から小言付きで返ってくる。しかし気のきいた生活係だと、直接返してもらう事もあった。
坂道を男女の生徒がぞろぞろ登るのだが、時々すぐ前を美脚の女生徒が歩いてたりすると、何故か嬉しくなり、登校も苦にならない。今で言うストーカみたいものか… 。